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イトーキで最先端のものづくりを。
システム構築から工場の常識を変える。

新藤 拓也/生産統括部 先端生産技術研究PJ

大学で機械、特にデジタル仮想環境でシミュレーションを行う技術を学び、2017年イトーキに入社。2年目より先端生産技術研究PJのメンバーとして工場の効率化に取り組む。現在は関西工場(滋賀)で独自システムの企画・開発に挑戦中。

働き方改革はオフィスだけではない。自社工場で、ものづくりの効率化や生産工程のデジタル化に取り組むイトーキ。その最前線で、効率化だけでなく、働く人が作業しやすい環境を目指す、新藤の想いとは。

Question.01
現在の仕事とミッションを教えてください

「新しい技術を用いて、イトーキのものづくりの効率化をはかること」、それが私たち先端生産技術研究PJのミッションです。生産する製品の見直しから、生産工程の自動化、工場の情報系統の整理・デジタル化など、今よりも効率の良いものづくりを目指し、様々な取り組みを行っています。

その中で私が担当しているのは、工場で行う作業の順序・数量・スケジュールなどを決める「生産計画」の効率化です。データから自動で複数の計画を算出し、PC上の仮想工場で事前にシミュレーションをして検証することで、最適な計画を自動で見つけ出す新しいシステムの構築に挑戦しています。目標は欠品/滞留なく納期通りに作業を終え、かつ工場全体の操業時間を減らすこと。そして、スタッフの皆さんの負担を軽減する計画を、瞬時に導き出せるようになること。かなり大きな目標ですが、実現を目指し日々試行錯誤を繰り返しています。

Question.02
仕事で大切にしていることは何ですか?

システム開発に当たる中でいつも心がけているのは、「実際にそこで働く人にとって使いやすいもの、ありがたいなと思ってもらえるものを作る」ということです。そう感じるようになったのはイトーキという会社が、「働く人を考えた環境づくり」や「使う人に寄り添ったものづくり」をとことん追求している会社だからだと思います。自分が今まで学んできた技術を生かし、まずはイトーキで働く人たちに貢献したい。その成果は最終的にイトーキの製品を通してお客様にも届くはずです。

また、私たちに期待し、協力してくださっている皆さんに応えたい気持ちも強いです。効率化やデジタル化の仕事は、生産部門、間接部門、調達関係の方に止まらず、他の工場など多くの人に協力していただく必要があります。忙しい中わざわざ時間を割いてヒアリングに応じていただいている分、いつか必ず役に立つものを届けたいです。

Question.03
これからのビジョン・夢について教えてください

効率化を実現するために、蓄積されたデータの効果的な利用方法や効率的なメンテナンス手法など、考えるべきことが山積みです。全てにおいて最適な方法を構築したい想いが強いですが、それでは理想を実現するまで時間がかかりすぎてしまうことも事実です。今後はプロジェクトを着実に前に進めるためのマネジメント力も身につけたいと思っています。

先日、仮想工場でのシミュレーションによって今よりも効率的な生産順序を見つけたことがありました。現場の皆さんに提案すると、「そんな考えはなかった」「良いアイデアを持ってきてくれたね」と言っていただけて、とても嬉しかったです。全体を一気に良くするようなことはできなくても、自分の技術で役に立てることが、現場にはまだまだたくさんあります。ニーズを拾い、少しずつ積み重ねていけばいつかは目標にも近づけるはず。目の前のことに精一杯取り組み、一歩一歩進んで行きたいです。

上司からのメッセージ 松田 勝也 生産本部 関西工場 工場長 兼 先端生産技術研究PJ リーダー

今、新藤さん達は誰もやったことがないことにチャレンジしています。手探りで進めているので、大変なことも多いし、なかなか分かりやすい成果が出ないので悶々とすることもあるかもしれない。でも新しい技術ってみんな、そういうものだと思うんです。難しいことに苦労しながらも一生懸命取り組む。その時に実感はなくとも、後から振り返ってみると、「やりがい」を感じることができ、大きな成長にも繋がっている。若手技術者にとって、自分の好きな分野で難易度の高い課題に取り組めるのは、ある意味、幸せとも言えるのではないかな。ぜひ頑張って様々なことに挑戦して、やり遂げてください!

※所属部署・役職は取材当時のものとなります