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前例にとらわれない感性を武器に、 革新へのアクションをとり続けていこう。

株式会社イトーキ 代表取締役社長 湊 宏司

湊 宏司代表取締役社長

日本電信電話株式会社およびサン・マイクロシステム株式会社(経営統合を経て日本オラクル株式会社)において幅広い分野で実績を上げ、日本オラクル社の取締役執行役副社長最高執行責任者(COO)として経営を率いる。
2021年9月にイトーキへ。2022年3月より代表取締役社長に就任。
趣味は旅行・国宝巡り。訪問国はプライベート・ビジネス合わせて50か国以上。日本では国宝登録をすべて見たい、と京都や奈良を中心に各地を訪れている。

進化の歴史、革新のDNA。

創業132年という歴史を誇るイトーキ。しかし私たちはいつの時代も、歴史や伝統に縛られることはありませんでした。開拓者精神と先見性に溢れたイノベーションのDNAを受け継ぎ、革新にこだわり続けてきた132年間だったのです。

例えば、オフィスチェア。一見シンプルな構造に見えますが、私たちが手がけるチェアには現代のテクノロジーがぐっと凝縮されています。高度な人間工学と先進的なデザインで描かれた設計図を、5G技術とAI技術でDX化された工場で具現化していく。IT業界から来た私でも驚かされる先端テクノロジーの活用によって、製品が生み出されているのです。

オフィス家具のIoT化も力強く推進中です。すでに、人と人とをつなぐ潤滑油として機能し、“働くデータ”の可視化で企業の健康経営・生産性向上に寄与するオフィス家具も生まれています。家具だけではありません。原子力発電所で使用される高い機密性を誇る特殊扉も自社設計・開発していますし、今は、倉庫の自動化を実現する小型無人搬送ロボットも開発中です。

これらの高機能・高品質な製品を生み出してきたものづくり分野での技術力、IT・テクノロジー分野での開発力、そして、オフィス界のアカデミー賞と評される「日経ニューオフィス賞」で多くの結果を残しているデザイン・設計力、これらを併せ持っているのが、イトーキという会社なのです。

家具をも超えて、力を発揮する。

もはや今のイトーキは、単なる家具メーカーとは言えないでしょう。家具メーカーでありながら、空間設計・デザイン会社でもあり、設備機器メーカーでもあり、システムインテグレーターでもあり、素材研究機関でもあり、コンサルティング会社でもある。多様な顔が互いにシナジーを生み出しながら、成長をとげているのです。

それは言い換えれば、実に多彩な人材が集まる場でもあると言えます。0.1mmにこだわるものづくりに誇りを持つ人、感性を活かしデザインに情熱を捧げる人、人間工学に基づいた製品開発に魂を込める人、AI/機械学習の発展に寄与する人、IoT/ICTの先端技術の知見に溢れた人、CO2排出量の少ない素材研究・探求に奔走する人・・・etc. 多様な経験・能力・発想を持つ人たちが集う“多様性”は、イトーキ最大の強みでしょう。

オフィス領域は今、地殻変動の最中。

そんな私たちのメインステージであるオフィス領域は今、大きな地殻変動が起きています。これまでオフィスは、「毎日通うことがあたりまえの場所」でした。しかし働き方が多様化し、オフィスに行かずとも仕事が出来るようになりました。それは効率化という効果を手にできた一方、弊害も生み出しました。

「同僚と顔を合わせることが減り、互いの体調や心理状態を把握しにくくなった」、「リモートでは若手・新人教育がしにくい」、「雑談が減りイノベーションが生まれにくくなった」。そうした声が増えています。実際、米国の大手テクノロジー企業などでは対面に回帰する流れもあります。めまぐるしく変わる社会環境を背景に、オフィスに求められるものが変わり、オフィスという概念が変わろうとしているのです。

オフィスは、変わります。変えるのは、私たちです。

「オフィスには、デスクとチェアさえあればいい」は、もう昔の話。私たちは、働く人がそこで働くことに喜びや誇りを持ち、そこに行けば何かを掴めるという期待に溢れた場を創造していきます。オフィスを、「行かなければならない場所」から「行きたくなる場所」へと進化させていくのです。

この大変革期のフィールドで、私たちが有する多様な力を発揮し融合させ、今まで以上に多くの革新を生み出していきます。私が社員の皆さんとよく話すのは、「どんどん行動を起こしていこう。トライしていこう」ということ。頭の中だけで考えすぎて、行動を起こせなければ何も生み出せません。まずはトライして、その結果を分析し軌道修正、再びトライする。その繰り返しこそ、革新を続出させるために最も重要なことだと考えています。

そして世界にも、「明日の働く」を届けていく。

加えて、働き方改革・オフィス改革は国内だけの問題ではありません。私たちは、グローバルマーケットでも存在感を発揮していきます。実は、<オフィス×DX>を一社がワンストップで手がけるモデルは日本ならではのもの。海外では、家具メーカーとコンサルティング会社やテクノロジー企業とが協働して推進されることが一般的なのです。

自らものづくりを手がけ、家具・オフィス空間に精通しているからこそできるワークスタイル変革がある。世界的にも希有なオフィス空間づくりのノウハウを保有するイトーキは、私たちにしかない武器を手に、グローバルマーケットでの挑戦を加速させていきます。

私たちにないものを、あなたは持っています。

『明日の「働く」を、デザインする』。まだ見ぬものや価値を生み出し続けることが、私たちの使命です。未知に挑む過程では、過去の経験が通用しない場面はますます増えていくでしょう。不確実な未来に飛び込む勇気も、かつてないほど求められるでしょう。しかしだからこそ、過去の成功体験などに縛られていない若い皆さんの想像力や感性を思いきり活かせる場だと言えます。

デジタルネイティブ世代と呼ばれる皆さんには、この20数年間で培ってきた経験と感性がある。それは、私たちが持ち得ないものです。だから自信を持って、提案して欲しい。役職や年次などにしばられず、1年目から躊躇なく行動を起こし、発信して欲しい。

皆さんと直接、対話できることを楽しみにしています。私の執務室は壁を取り払い、いつでも誰とでもオープンに対話できるようソファを並べた空間です。ぜひ一緒に、“明日の「働く」”を見つけていきましょう。