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理想の未来を引き寄せる、 力あるオフィスを。

細田 明李/FMデザイン設計部

祖父は大工、父は設計・監理士。幼い頃から設計デザインに関心を持ち、大学は環境デザインを専攻。就職では「人がオフィスで過ごす時間は、家にいる時間より長いのかもしれない」という考えからイトーキへ。現在、デザイナーとしてオフィス空間設計に携わる。

建築に携わる職業が身近な環境で育ち、小学生時代の夏休みの宿題では、割り箸を柱に見立てて本格的なミニチュア木造建築をつくった。そんな細田が選んだのは、空間設計という仕事だった。彼女は今、どんな想いを胸に抱くのか。空間設計という仕事の醍醐味に触れる。

Question.01
現在の仕事とミッションを教えてください

企業にある潜在的な課題を見抜き、本質から解決に導くこと。それがイトーキの提案するオフィスであり、問題解決する“場”をつくり出すことが私たちのミッションです。私は現在デザイナーとして、そのオフィス空間の設計業務を担当しています。主な仕事の流れはこうです。営業担当に同行し、経営者や総務部門の方々と打合せ。会社としてどんな働き方を実現していきたいか、従業員の皆さんにどんなことを感じながら働いていって欲しいか、現状のオフィスへの不満や課題感などを調査・ヒアリング。そのうえで新オフィスのコンセプトを策定し、オフィス全体のレイアウトを描いていきます。

寸法わずか数cmの差が働き心地に大きく影響するため、緻密さや細部へのこだわりを忘れてはいけません。そして、色合いの選定、家具・設備選びなどを進め、実際の施工段階でも計画通りのオフィスが築かれているか、現場に足を運び確認を怠りません。納品まで責任を持つのがデザイナーの役目です。

Question.02
この仕事で大切にしていることは何ですか?

見た目はもちろん、お客様にとって機能的で価値あるオフィスでなければ、理想の未来を引き寄せる力はありません。お客様がぼんやりと思い描く未来像を、知見と技術を持ったプロとして具現化していくことが私たちの価値。そのためにお客様のことをどこまでも深く知ることを大切にしています。働く人たちの1日のスケジュールを調査したり、職場に赴いて働く人たちの姿をこの目で見て直接声を聞いたりすることで、オフィスに潜む課題が浮かび上がり、叶えるべきオフィス像が見えてきます。

ある案件では、全従業員の働き方を調査し、どんな仕事にどれだけの時間がかかっているか、労働時間を圧迫している要因は何かを分析して理想のレイアウトを見出していくという手法も取り入れました。あるいは、「社内のコミュニケーションを活性化したい」というご要望をいただいたときは、企業ごとに異なる文化や働き方、職務内容を細かく把握し、それを踏まえて活発なコミュニケーションが生まれやすいオフィスを模索しました。ヒントは必ず、現場にある。だからデザイナーといってもデスクに張り付いて図面を引くばかりが仕事ではないのです。

Question.03
これからのビジョン・夢について教えてください

目標は、お客様に何度でも「一緒に仕事をしたい」と思っていただけるようなデザイナーになることです。世の中はどんどん変化しています。人々の働き方も時代とともに変わっていきます。だからオフィスも、一度、素晴らしいものを完成させればそこで終わりということではなく、常に進化していく必要があります。ゴールはありませんが、いつでも新しいことに挑める機会があるのがこの仕事です。時代が移り変わり、お客様の求めるオフィス像が変わったときに、いつでも声をかけていただけるようなパートナーに私はなりたい。イトーキには、空間設計の知見や良質な家具だけでなく、AIやIoTなどテクノロジーの力も活用した未来のソリューションを提案する技術や知見、アイデアもあります。いつも時代の半歩先を行き、新しいものに貪欲なイトーキならばそれができると思っています。

※所属部署・役職は取材当時のものとなります